テレビ番組やネットニュースで度々とりあげられている「メタバース」。
自分とは関係ないような未来のことのように感じられますが、身近なところでは、オンラインゲームなんかもメタバースとしてとらえられているものもあります。
知らない間に自分の子供がメタバース空間で遊んでた、なんてこともありえますね。
気軽に遊べるのは良いのですが、親としてはちょっと気になることも。。
メタバースの世界って
子供にとって安全な場所なのか?
子供でも簡単にアクセスできるのか?
大丈夫なのかな?とゆうのが気になります。
別に石橋をたたいて渡る人生を送らせたいわけじゃないけど、
親でもよくわからないようなところに子供を行かせるのは不安。。
そこでこの記事では、子供がメタバースで遊ぶ前に、実際に親がまず体験して安全性を確認してみた結果をお知らせしたいと思います。
結論から申しますと、親としては残念ながら
正直、ちょっと危なっかしくて子供には行って欲しくないな
と感じる部分が多々ありました(泣。
今回行ってみたのは「マインクラフト」と言う子供に人気のゲームの中の、オンラインで遊べる部分「特集サーバー」とゆうところです。
子供の身近にあるメタバース【オンラインゲーム】
メタバースの定義についてはさまざまありますが、簡単にいうと「コンピューターのネットワーク上の仮想空間(バーチャル空間)に作られた世界」の総称です。
ゲームの中に登場する自分の「分身」を表すキャラクターである”アバター”を介してゲーム内で他者とコミュニケーションをとることができます。オンラインの有名なゲームでは
- あつまれ どうぶつの森
- Fortnite(フォートナイト)
- マインクラフト
などがメタバースとして位置付けられています。
どれも子供に人気のゲームなので、自分の子もやっている、とゆう方もいるのではないでしょうか?
子供にとって安全?危険?メタバース空間「マインクラフト」を親が体験
「マインクラフト」は子供が安心安全に遊べるゲームです。
基本はサバイバルをしたり、複雑な建築物をつくる、村人と交流する、強い敵を倒すなど自由度の高いゲームです。
一方で、ネットに繋げてオンラインになると、誰でも入れる「特集サーバー」とゆうものにアクセスできるようになります。
ネット上で初めてあった人とでも一緒にゲームをしたりチャットで会話できたりします。この「特集サーバー」の部分がメタバースと言われる部分なんですね。
「特集サーバー」はいくつもあって、ほとんどが無料で遊べます。今回は数ある「特集サーバー」の中から「HIVE」とゆうサーバーにお邪魔します。
とにかく体験してみよう、とゆうことで、早速メタバース「HIVE」に入ってみました。アバターを通して見える景色には広大な3D空間が広がります。
最初に入った空間がプラットフォームとなり、ここから色々なゲーム空間にワープすることができます。
しかしプラットフォーム自体の作りが凝っていて、アスレチックや街探検、電車に乗ったりできます。プラットフォーム観光だけで1日かかってしまいそうです。
さてメタバース空間に入ったは良いものの、何をしたらいいのやら、、とあてもなくウロウロしていました。すると突如、画面上にメニューが出てきました。
自分のように、プラットフォームからどこに行ったらよいかわからない人のために、ゲームで遊ぶように促す仕組みみたいです。
ゲームメニューの画面にはたくさんのゲームがならんでいます。せっかくなのでやってみます。
「CAPUTURE THE FLAG」とゆうゲームを選択しました。どんなゲームか全くわかりませんが、とにかくやってみるか!とゆう感じです。
「CAPUTURE THE FLAG」は、どうやら旗取りゲームですね。
赤チームと青チームに分かれて、広いフィールド内にある相手チームの旗を探して取ります。自分の旗を守るために相手を攻撃して良いみたいで、相手チームのアバターからアタックされて速攻で倒されてしまいました。
攻撃されるときに、バシッ!バシッ!っと音がします。ほんとうにたたかれているみたいな気がして、自分は大人ですがすごく怖かったです(泣。
まあ、でも相手を攻撃して倒すとかは、ゲームでは普通の事ですもんね。
しかしバトル系のゲームは自分には無理だと思い、次は「JUST BUILD」とゆう建築ゲームをやってみました。
1人または2人で「お題」に沿って数分内で建築物を作りあげるゲームです。作ったものをみんなで評価して順位を競います。
面識のない人と2人でやるのは難しいと思い、1人でプレイしました。
天下一武道会の武舞台くらいの大きさのステージで建築を表現します。お題が「igloo」だったので、白いブロックでどうにか簡素なかまくらをつくりました。
作品評価の時間には、他の人の作った建築も見られるのですが、、みんな超上手です。
立派なigrooのほかに、氷の塔とか雪景色の感じとかをステージいっぱいに表現していて、かまくらだけ作ってハイできた!としていた自分がとっても恥ずかしく思えました。
次はもっと頑張ろう!みたいな気持ちになって、ゲーム自体はすごく面白くて子供でも楽しく遊べると思います。
メタバースのコミュニケーションの部分で親は心配です
引き続きメタバース「HIVE」を散策します。
ゲームを終えて、またプラットフォームに戻ってきてウロウロしていました。
するといきなり
「日本語わかる人いる?」
とゆう言葉がでてきました。「HIVE」ではメニューなど見える表記のものは英語なので、日本語の問いかけにちょっとドキッとします。
一瞬、自分に話しかけたのかな?なぜ自分が日本人だと知っているの?とドギマギしましたが、
これは自分に声をかけたのではなく、プラットフォームにいる個人が、同じくプラットフォームにいるみんなに見える掲示板のようなものに書き込みしたんですね。
「日本語わかる人いる?」と問いかけた人を仮に赤さんと例えます。
日本語の問いかけに、他の人(青さん)が「はーい」と反応しました。
他人同士の会話ですが、全く関係ない人も見られるようになっています。その気になれば自分もテキストチャットで会話に混ざることができるのですが、ちょっと勇気がないので見ているだけです。
どうやら赤さんと青さんは初対面みたいです。
赤さんからの
「遊びませんか?」の誘いに、青さんは
「3にんでなら」と答え、連れの緑さんがやってきました。
このあと、3人はフレンドになって、メタバース内のとある場所で待ち合わせをして合流したようです。
時間にすると、最初の「日本語わかる人いる?」の問いかけからほんの4~5分です。
初対面からフレンドになり、メタバースで一緒に遊ぶ仲になるのに数分しかかからない。。
自分自身は人見知りなので、現実の世界では絶対起こりえないことだなと思いながら3人のやりとりを見ていました。
日本語が通じるとゆう共通項だけで分け隔てなく仲良くなれるのは良いことだなと思います。
同時に、顔も年齢も所在も全然知らない人と自分の子どもが遊ぶとか、嫌だなとも感じました。
メタバースって、子供でも簡単に行けるところなの?
「特集サーバー」で過ごしてみてなんとなくですが、ゲームで言うメタバースとゆうのは
いろんな人が集まってコミュニケーションがとれるところなのかなと思うようになりました。
見た目や年齢にこだわらず、人とコミュニケーションがとれることは良いことだと思います。これからの世代に必要なスキルだと思います。でも、いざ自分の子供のこととなると二の足を踏んでしまいますね。。
さて、なんとなく子供に行かせたくないなあと思ったマインクラフトのメタバース「HIVE」ですが、
とは言え、メタバース空間ってそんなに簡単に子供がアクセスできるものなのか?
とゆうのは気になりますよね。
メタバースに行くにはソフトの購入が必要な場合がある
マインクラフトはSwitchやPS4などのゲーム機やPC、スマホなど色々なデバイスで遊ぶことができます。今回はandroidスマホを使用して検証しました。
まず、マインクラフトのメタバース空間にいくためには
マインクラフト
とゆうアプリを購入する必要があります。
デバイスによって値段が違うのですが、androidだと780円で買えます。
アプリを購入することによってマインクラフトで遊べるようになります。
マインクラフトは遊び方が3種類あります。
- 世界
- フレンド
- サーバー
と3つのタブに分かりやすく別れているのですが、
「世界」は自分がつくったワールドです。サバイバルをしたり村人と交流したり、建築したり自分の思い通りの世界を作れますし、好きに過ごせます。
「フレンド」は複数人で遊ぶときに使います。家庭内ネットワークで兄弟で遊んだり、オンラインで友達とマルチプレイできます。
「サーバー」は「特集サーバー」のことで、メタバースと言われる部分です。
「特集サーバー」のうちのひとつ、「HIVE」にお邪魔したい場合は
「サーバーに参加」を押します。
「特集サーバー」で遊ぶにはサインインしないといけません。Microsoftアカウントへのサインインです。
子供が興味本位でメタバースにアクセスしようとしても、Microsoftアカウントを持っていないと入れないんですね。
あーこれなら大丈夫!簡単にはメタバースの世界には入れないのね。
・・とひと安心したいところですが、
意外に穴にがあるのに気が付かなかったりします。
親の管理が甘いとメタバースに簡単に入れちゃう
マインクラフトは子供に人気のゲームで、うちの子もやっている、とゆう方はいるのではないでしょうか。
マインクラフトのメタバースには、Microsoftアカウントにサインインしていれば簡単に入れちゃいます。
とくにうちの場合ですが、Microsoftアカウントは親である自分のものを使っているので、年齢制限とかがあったとしてもスルーできてしまいます。
オフラインのみで遊んでいる場合は良いのですが、Microsoftアカウントは、メタバースに入る以外にも友達とオンラインでマルチプレイをする場合にも使うんですよね。
オンラインでのマルチプレイは、家にいながら友達と遊べるのでとっても便利です。
お友達とマルチプレイでよく遊ぶとゆう場合だと、ずっとサインインしたままだった、なんてこともありえます。
サインインしたままだと、興味本位でメタバース空間に入っちゃうことも簡単にできてしまいます。
メタバースで遊んでほしくない、とゆう場合は、マルチプレイで遊んだ後にメニューの「設定」から「Microsoftアカウントからのサインアウト」でこまめにサインアウトすることをお勧めします。
うちの子は小3ですが、まだマインクラフトの「特集サーバー」の存在に気付いてないみたいなので、本人から問い合わせがあるまでは何も言わないことにしようと思っています。
とは言えこれからの世の中でメタバースが自分や子供にとって身近な存在になってくるかもしれないので、そのときは親子で相談しようと思います。
マインクラフトのメタバース空間「HIVE」、子供に行かせる?
例えば子供が「麻雀」に興味を持ったとします。
競技人口も多いし、大人も一緒に遊べるし、思考力も身につくしで子供には良いゲームだと思います。
でも自分の子供が「麻雀の練習をしたいから新宿の雀荘にひとりで通いたい」とか言い始めたら、まずは引き止めて理由を聞きますよね。
お母さんそもそも麻雀のルール知らないし、雀荘ってどんな人が来るかわからないし、ひとりで行かせるの不安だし。
親子で相談して、まずは近所の子供向け麻雀教室に通ってもらうあたりで折り合いをつけるのが妥当かなと思います。
メタバースもそんな感じで、もし自分の子供が行ってみたいとゆうのなら、まずは親同伴で行ってみるとか。
すでにお友達が行ってて自分もやってみたいとかの理由があるなら、親子で時間やルールを決めてやってみても良いと思います。
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