おうち英語をしているパパさんママさんだと、Dr.Seuss(ドクタースース)ってお名前なんとなく聞いたことありませんか?英語圏で大人気の絵本作家さんです。
日本ではあまり馴染みがないのですが、フロリダのユニバーサルスタジオにはDr.Seussの絵本を展開した世界もあるほどで、その認知度はアメリカでは抜群です。
Dr.Seussの絵本は同じ文章の繰り返しが多いので、英語のリズムが掴みやすいです。何回も目にしたり、音読することで、自然と言い回しが身についていくように考えられています。
規則性のある文章とは裏腹に、ストーリーは独特。韻を踏んだ言葉遊びを使って、お話が奇想天外な方向にとんでいきます。
思いがけない展開になるところが子どもたちにとっては魅力なのかも知れませんね。
Dr.Seussの絵本は現代のマザーグースと言われるほどアメリカでは良く知られているので、英語だけでなく外国の文化に触れる感覚で読んでみると良いと思います。
この記事では、お子さんへの読み聞かせにおススメのDr.Seussの英語絵本を8冊ご紹介します。
簡単な単語で書かれた絵本なので、辞書を引く必要がないのですが、韻を踏んだリズミカルな文章は、英語苦手なパパママにとっては難易度高めです。
英語のリズムに慣れるには最適な教科書のような絵本ですが、読み聞かせ動画を一緒にのせてありますので、まずは動画をお子さんと見ながら英語のリズムに慣れてみてください。
それでは、読みやすい順(文字数が少ない順)にご紹介しますので、上から順にどんどん挑戦してみてください。
Dr.Seuss プロフィール
1904年アメリカ生まれ。絵本作家としてご活躍されました。
1957年に『The Cat in The Hat』を発表。当時の学校の子供たちが英単語を楽しく覚えられるように工夫をこらし、奇抜な色使い、韻を踏んだ文章のリズムと思いもよらない方向に進んでいくストーリーを特徴とした絵本が次々と世に出されテレビ化・映画化。全米で人気を博す。
子どもに読んであげたいDr.Seussの英語絵本8冊
Wacky Wednesday
読み聞かせ動画
絵本情報
Wacky Wednesday
著者:Dr.Seuss
絵本の総語数:303
48ページ
おススメの理由
絵の中におかしなところがあって、間違い探しをしながら読み進めていきます。飽きることなく最後まで読めるので、Dr.Seussの絵本の入門編としておススメです。
Dr.Seuss’s 123
読み聞かせ動画
絵本情報
Dr. Seuss’s 1 2 3
著者:Dr.Seuss
絵本の総語数:362
48ページ
おススメの理由
Dr.Seussの世界観をコンセプトとした、シンプルで韻を踏んだカウントブックです。
「bird」「cat」と書いてあっても、絵を見るとこれ、本当に鳥さん?猫さん?と思うような不思議なキャラクターとともに、1から20までの数を数えられます。
Hop on Pop
読み聞かせ動画
絵本情報
Hop on Pop
著者:Dr.Seuss
絵本の総語数:384
60ページ
おススメの理由
「in」や「on」の使い方など、意外にも大人もナルホドと思えるようなことが、文章と絵で分かりやすく説明してあります。
「walk」と「talk」など韻を踏んだ単語同士でつくられた文章など、Dr.Seussらしい英語の言葉遊びをアメリカの子ども達が体感するのと同じように学べます。
Ten Apples Up On Top
読み聞かせ動画
絵本情報
Ten Apples Up On Top
著者:Dr.Seuss
絵本の総語数:422
64ページ
おススメの理由
3匹のお友達が、頭の上にリンゴをのせてバランスを取りながら、こんなことができるよ!と 牛乳を飲んだり、縄跳びをしたり、ローラースケートをしたり。でも、気をつけて!モップおばさんがリンゴを狙っています。
Dr.Seussの絵本にしては、ストーリー展開がわかりやすいので、お話の先が想像しやすく、英語苦手ママの私でも安心して読めました。絵や色使いも可愛らしいので、数に興味を持ち始めた2歳くらいからの読み聞かせにおススメです。
I Am NOT Going To Get Up Today!
読み聞かせ動画
絵本情報
I Am NOT Going To Get Up Today!
著者:Dr.Seuss
絵本の総語数:564
48ページ
おススメの理由
ぼくは今日はぜったいに起きない!目覚まし時計のアラームが鳴っても、くすぐられても、おいしそうなパフェで誘惑されても、爆音のマーチングバンドを連れて来ても。。
まわりがこんなことになってるのに起きないの?と読んでいてハラハラドキドキ。とっても強固な意志を持った男の子が寝ている間にまわりで巻き起こる愉快な出来事のお話です。
”今日は起きない”とゆうたったひとつのテーマが壮大な物語になっていきます。同じ文章の繰り返しが多いので、英文が読めるようになってきたお子さんの音読トレーニングに丁度良いです。”今日は絶対に起きない”とゆうだけの言葉ですが、表現が1パターンではなく”放っておいて”や”誰も起こしてくれなくていいよ”などいろいろな言い回しになっていて、表現のバリエーションを楽しめます。
子供に読み聞かせる場合、英語ができないママの私にはかなりボリュームのあるページ数でしたが、YouTubeにアップされている朗読を参考に音読のリズムを掴むことで読み聞かせしやすくなるかもしれません。
What Pet Should I Get?
読み聞かせ動画
絵本情報
What Pet Should I Get?
著者:Dr.Seuss
絵本の総語数:621
48ページ
おススメの理由
ペットが欲くてペットショップにやって来た兄妹。犬、猫、鳥、うさぎ。。どれを飼おうかな?一緒に住んだらどんな風になるかな?兄妹の期待と想像が膨らみます。
ドクター・スースの特徴的な韻を踏むスタイルの作品です。
Green Eggs and Ham
読み聞かせ動画
絵本情報
Green Eggs and Ham
著者:Dr.Seuss
絵本の総語数:約769
64ページ
おススメの理由
”緑色の目玉焼きとハム”食べてみませんか?
あの手この手を使って見た目が奇妙な料理を食べるように勧めてくるSam-I-amさん。根負けして、とうとう食べてしまいますが、、、そのお味は?
Dr.Seussの本ってほんとうに同じ文章の繰り返しが多くて、英語苦手ママの私からすると結構ツライです。でも同じリズム、同じ文章を繰り返し聞くことで耳に英語のリズムが馴染んできてヒヤリングの向上につながるし、何度も同じ文章を読むことでスピーキングは絶対に伸びます。
大人には辛く感じる繰り返しの文章ですが、意外にも子供には楽しく感じるみたいです。Dr.Seussの魅力は子供の方がわかるみたいですね。お子さんが小学生になってから音読におススメすると良いかも知れませんね。
The Cat in the Hat
読み聞かせ動画
絵本情報
The Cat in the Hat
著者:Dr.Seuss
絵本の総語数:1553
61ページ
おススメの理由
たいくつな雨の日、Cat in the Hatが突然家にやって来ます。飼っている金魚が喋り始めたり、小人が現れて、家の中をかけずり回ったり。家の中で巻きおこす騒動に、知らず知らずのうちに引き込まれて行きます。
よく「英語育児におススメの絵本」として紹介されますが、実は文字数が多くて初心者向きではありません。最初は読み聞かせ動画を親子で一緒に見て、英語のリズムがなんとなく身についてから読むと読みやすいと思います。
まとめ
Dr.Seussの英語絵本、意外にも文字数が多くて、お子さんへ読み聞かせする初めての英語絵本としてはちょっとボリューム過多かもしれません。
アメリカの子供たちって、結構な文章量を小さいころから読んでいるんですね。
英語が苦手なパパママは、無理して文字数多めの英語絵本を読まなくて良いと思います。読み聞かせ動画を一緒に見るだけでも、楽しい親子の英語の時間になりますよ。